遠い約束 エコーズ オブ ヴァナ・ディール
アルシャール
まずはマムークへと戻り、伝令役の隊士と合流しよう。
誰かが、逃げるサレージャを目撃しているかもしれない。
ープリッシュ
サレージャのやつ、いったいどこへ行きやがった!
ーアルシャール
勇連隊への報告は、私から簡単に済ませておいたよ。
伝令役の隊士
さにすとさん、無事に戻られて何よりです!
アルシャールさんから聞き及んでおります。
皆様がサレージャの陰謀を食い止めてくださったこと、まことに感謝しております!
さっそくですが、こちらからも皆様に報告がございます。
散発的に発生していた「エコーズの残滓」による襲撃は、隊長の奮戦のおかげで防ぎきることができました。
しかし、つい先ほど・・・・・・「残滓」を伴ったサレージャが、ゴクドラーク岩窟に出現したと、警備隊より連絡がありました。
その後の続報がないことから、おそらく戦闘になったようです。
バクージャジャ隊長も現地へ急行しておりますが、どうか皆様にも、ご助力をお願いしたいのです!
プリッシュ
ああ、当然だ!
アルシャール
ゴクドラーク岩窟とやらは、ジュノに続く光の柱の近くだったな。
私たちもすぐに向かおう!
ー伝令役の隊士
ゴクドラーク岩窟の奥には、「天深きセノーテ」が・・・・・・。
警備隊の無事を願うばかりです。
ープリッシュ
これは・・・・・・サレージャの仕業か!?
ーアルシャール
まだ「残滓」を生みだす余力を残していたか。
天深きセノーテを守護する隊士
さにすとさん、すみません。
サレージャによる突然の襲撃に、命懸けで応戦したのですが、抵抗むなしく、「天深きセノーテ」への侵入を許す結果に・・・・・・。
プリッシュ
あいつなら大丈夫さ。
アルシャール
とはいえ、急いだ方がいいだろう。
あのサレージャが大人しく捕まるとも思えないからな。
サレージャ
はぁ、ハァ・・・・・・。
霧の大陸とやらへ向かったとて、あやつらなら追ってくるであろうが・・・・・・
どこともわからぬ次元の裂け目に、逃げ込めさえすれば!
戦のバクージャジャ
逃がさねェぞ、サレージャ!
勇連隊として、オマエの身柄を確保するぜッ!
サレージャ
もう追いついてきたか!
こうなれば、なりふり構っている場合では・・・・・・!
・・・・・・我が王、バクージャジャよ。
戦のバクージャジャ
ハァァァ?
オレサマたちが王だとォ?
サレージャ
異部族に乗っ取られたトライヨラを取り戻すには、マムージャ族をひとつに団結させられる指導者が必要不可欠!
そう、双頭である、あなた様が・・・・・・!
父君であり、マムークの長であるゼレージャ殿も、きっと、ご子息が王となることを望んでおられるでしょう!!
そのためにも、私と次なる異界を探しに・・・・・・
戦のバクージャジャ
らしくねェなァ、サレージャ。
命惜しさにオレサマみてェな野良犬に媚びるなんてよ。
いつもの余裕はどこへいったんだ?
サレージャ
ぐぅぅぅっ・・・・・・言わせておけば・・・・・・!!
お、おお・・・・・・!
ちょうどよいところへお越しくださいました!
どうか、お三方もバクージャジャ様を止めてくださいませんか!
プリッシュ
おまえは、自分の悪巧みのために、俺たちの世界の記憶を好き勝手いじって利用したんだろうが。
それについては、どう思ってるんだ。
サレージャ
ああ、そのことですか!
ではお詫びとして、こんなのはいかがです?
プリッシュ様の記憶を改変し、老化する肉体にしてあげましょう!
どうせ創られた存在なのですから、願いを叶えるのも自由です!
プリッシュ
いらねぇよ、俺はこの姿だから俺なんだ。
そんなことより、悪いと思ってるならちゃんと罪を償え。
サレージャ
お、おふたりをヴァナ・ディールへと帰して差し上げます!
こんな縁もゆかりもない地で果てるのは本意ではないでしょう!?
私なら、それができるのですよ!!
プリッシュ
そりゃ帰りたいさ。
だけど、こいつらのためにも、おまえを逃すわけにはいかねぇ。
サレージャ
出会ったばかりの他者のために、自らの願いを捨てるとは・・・・・・彼らはあなた方を元の世界に帰してはくれませぬぞ!
だと言うのに、いったいなぜ!?
アルシャール
一緒に過ごした時間の長さなど関係ない。
見返りを求めているわけでもない。
プリッシュ
好きになった仲間だからだ。
誰かのために行動する理由なんて、それだけで十分なんだよ。
サレージャ
くだらん!
実に、くだらん!!
そのような甘い考えだから、貴様は王位につけず・・・・・・!
貴様は、かの異界の女王に騙されるのだ・・・・・・!
他者を信じればつけこまれ、裏切られる!
故に私は利用する側に回ったのだよ!!
もはや貴様らを生かしておく価値はない!
他者と群れなければ生きていけぬ弱者など、この宮廷賢士サレージャが手ずから葬ってやろう!!
二度と故郷の土を踏めぬ悲嘆に暮れながら、ここで死ね!!
サレージャ
そ、それだけの力があれば・・・・・・ひとりでだって生きていけるはずだ・・・・・・。
それなのになぜ、貴様らは他者と手を取り合う路を選ぶのだ・・・・・・?
さにすと
仲間がいるから、乗り越えられる
アルシャール
ひとりではできないこともある。
倒せない強敵が現れたとき、使命の重さを感じたとき・・・・・・どんな苦難でも、仲間が隣にいれば乗り越えられるんだ。
サレージャ
ふん・・・・・・やはり・・・・・・私には・・・・・・理解でき、ぬ・・・・・・。
プリッシュ
長生きしてりゃ、そのうちおまえだって、心から気を許せる相手に出会えるかもしれねぇ。
だからこそ、ちゃんと反省して罪を償えよ。
戦のバクージャジャ
手を貸してくれて、ありがとよ。
だが、嬢ちゃんたちが故郷に帰れなくなっちまった。
プリッシュ
なぁに、気にすんなよ!
こっちの世界での生活だって、結構気に入ってんだぜ?
シャントット
あらあら。
まだ、諦めるのは早くてよ?
アルシャール
シャントット博士!?
なぜここに・・・・・・!?
シャントット
まずは、どこか落ち着いて話ができる場所はありませんこと?
ここはギラギラピカピカとまぶしくて、わたくしの意味ではありませんからね。
魔のバクージャジャ
よくわからないけど・・・・・・敵じゃないなら、一緒にマムークまで戻ろうよ。
ーアルシャール
あのとき戦った博士は魔法人形だった・・・・・・。
ならば、私たちの前にいるのは・・・・・・。
ープリッシュ
サレージャのやつ、こんな「残滓」まで創ってやがったのか。
本物とは、ウィンダスで会ったとき以来かな。
シャントット
ここがマムージャ族の集落ですの?
人間を見ても襲ってこないことから察するに、わたくしが知る彼らよりも、よほど文明的なようですわね。
そういえば、ここまでの道中エスコートをしてくれた、ふたつ頭のマムージャ族の姿が見当たりませんが?
アルシャール
彼は自分が所属する組織の上長に、状況の報告にいきました。
そんなことよりも、シャントット博士、あなたはいったい・・・・・・
シャントット
お黙りなさい。
言われなくとも、わたくしから説明しますから。
改めまして、シャントットと申します。
こことは異なる世界、ヴァナ・ディールの魔道士ですわ。
おふたりとは、偽りのウィンダスでお会いしましたわね。
魔法人形の身とはいえ、このわたくしが後れを取るなんて、微塵も想定していませんでしたわ。
アルシャール
やはり、あのとき戦ったのは本物の博士ではなかったのですね。
そもそも、サレージャが創った「エコーズの残滓」なのだから、本人であるはずがないか・・・・・・。
シャントット
「エコーズの残滓」・・・・・・それが、あなたや、プリッシュさんのように、ヴァナ・ディールの記憶から生みだされた存在のことですので。
見る者が見れば、わかりますわ。
ですがわたくしは、おふたりと同じ「エコーズの残滓」ではなく、ヴァナ・ディールからこの人形を操っている、わたくし本人です。
プリッシュ
ってことは、本物のシャントットおばちゃんってことか!?
いやでも、目の前にいるのは魔法人形か・・・・・・ああ、なんかややこしいな!
シャントット
おば・・・・・・・・・・・・
・・・・・・こほん。
こちらでも、相変わらずですのね。
話を続けますわ。
わたくしがヴァナ・ディールで異界の研究を進めていたとき、狭間越しにこちらを覗き見る、不快な視線に気づきましたの。
その主をぶちのめ・・・・・・いえ、覗き見をやめさせるために、魔法人形を送り込んだのです。
それから、この世界をぶらついていたところ、ジュノやウィンダスそっくりに創られた街を見つけましたの。
バストゥークに似た街もありましたが、創りかけだったようですので、ぶち壊しておきましたわ。
あの程度で完成を名乗られずに済んだのは、僥倖でしたわね。
アルシャール
な、なるほど・・・・・・。
ともかく、その後、「エコーズの残滓」の襲撃を受けて暴れ・・・・・・いえ、戦っているところに、我々と出会ったのですね。
シャントット
ええ。
ほかの「残滓」と違い、あなたに敵意がないことはすぐにわかりましたが・・・・・・
オホホ!
思わず興が乗って、戦いを楽しんでしまいましたわ。
アルシャール
もう気づいているかもしれないが、シャントット博士は、こういう滅茶苦茶な人なんだ・・・・・・。
ともかく、ヴァナ・ディールを覗き見て、かの世界の記憶を悪用していたサレージャは捕まりました。
今後は、博士が不快な視線に苛まれることもないでしょう。
シャントット
どんな形であれ、解決したならなにより。
ところで、あなた方を実体化させている雷の石・・・・・・壊れかけているのではなくて?
プリッシュ
まさかアルシャール、おまえも・・・・・・?
アルシャール
どうやら、神竜との激戦で、エレクトロープが破損してしまったようだ。
シャントット
・・・・・・あなた方がヴァナ・ディールへの帰還を望むのなら、この魔法人形を戻すついでに、持ち帰って差し上げますけれど?
プリッシュ
せっかくの提案だけどさ、俺は残るよ。
さにすとたちと一緒に、この世界を見て回るって、約束しちまったからさ。
アルシャール
同じく。
後ろ髪を引かれないと言えば嘘ですが・・・・・・時間が少ないと言うなら尚更、仲間と冒険をしたい。
さにすと
「向こう」で待っていてくれ
アルシャール
博士とともにヴァナ・ディールへ戻ったあと、いつの日かやってくる君を待つ・・・・・・そういうことかい?
プリッシュ
おまえとの約束を、向こうに持ち帰れるのは嬉しいけどよ・・・・・・いったい、どーやって来るつもりだ?
ま、なんとかしちまうか・・・・・・おまえなら!
アルシャール
さにすと・・・・・・ありがとう。
ならば、君の提案に乗せてもらうよ。
エレクトロープのことは、ヴァナ・ディールに帰ってから、我々でどうにかしてみせるさ。
プリッシュ
だったら、帰る前にトライヨラを見て回ろうぜ。
また会えるにしたって、いったんお別れだ。
さにすととも、もっと話しておきたいしさ。
戦のバクージャジャ
聞こえたぜ。
トライヨラへ行くなら、オレサマも連れていきてェところがある。
全員の用事をまとめて済ましちまおう。
シャントット
もちろん、わたくしも同行しますわ。
この世界はヴァナ・ディールとの共通点が多く、非常に興味深い。
嫌とは言わせませんことよ?
魔のバクージャジャ
わかったよ、仕方ないなァ。
・・・・・・断ったら何されるかわからないしねェ。
戦のバクージャジャ
コイツらのことは、オレサマが引き受けた。
あとで、トライヨラの「気球発着場」で合流しようぜ。
ープリッシュ
向こうに帰っちまう前に、もう一度タコスを食っておきてえなぁ。
ーアルシャール
先ほどの君の提案には驚かされたし、勇気づけられたよ。
方法がないなら探せばいい・・・・・・実に冒険者らしい解決策だね。
ーシャントット
こちらには、トロール族やモブリン族によく似た種族がいるとか。
わたくしの想像以上に、この世界はヴァナ・ディールと酷似しているようですね。
戦のバクージャジャ
よう、こっちは今着いたところだ。
さて、オレサマの用事を済ませる前に・・・・・・コイツらが帰っちまうってんなら、この機に話したい奴や、見ておきたい場所もあるだろ。
魔のバクージャジャ
まずは、プリッシュとアルシャールに付き合ってあげてよ。
その間、オイラはシャントットの案内でもしてるからさ。
全部終わったら、シャバーブチェまで来てくれるかい。
アルシャール
バクージャジャめ、粋な気遣いをするようになったな。
ならば、お言葉に甘えて、世話になった勇連隊の隊士に、別れの挨拶を済ませておこう。
プリッシュ
ってことは、行き先は「ブライトプルーム・ポスト」か。
バクージャジャも時間がかかるだろうし、俺たちは寄り道でもしながら、ゆっくり行こうぜ。
ーアルシャール
ヴァナ・ディールに帰ったあとも、私はこの光景を忘れられないだろう。
何せ、君と初めて冒険した街なのだから。
ープリッシュ
本当に・・・・・・良い国だよな、トライヨラは。
「ヨカ・トラルの思い出」について話す
アルシャール
コザマル・カのモブリン族と話したとき、彼らの「壺匠」という文化のことを聞いた。
職人のために、最高の環境を整えてくれるのだろう?
人と獣人が助け合う・・・・・・私の故郷では見られなかった光景だ。
こちらの世界で長く過ごしすぎたせいで、ヴァナ・ディールに帰ったら戸惑いそうだよ。
プリッシュ
オルコ・パチャで出会ったんだ、ペルペル族に。
・・・・・・へへ、あいつらの口癖ってちょっと真似したくなるよな。
やり手の商売人が多くて、俺たちがなんか言う前に、ほしい品物を見繕ってくれてさ。
心が読まれてんじゃないかと思ったぜ。
「ベイサイド・ベヴィーの思い出」について話す
アルシャール
ここの市場には世話になった。
戦いに備えて、薬品や調理品を調達させてもらっていたんだ。
ただ、毎回鞄から溢れるほど買っていたら、プリッシュにはよく不思議がられたよ。
「さすがに準備しすぎじゃないか」とね。
そう言われてふと、ヴァナ・ディールでは、激戦の前に、大量の薬品を買い込んでいたことを思い出した。
身体に染み付いた習慣は、なかなか直せんということだろう。
プリッシュ
市場に並ぶ食材を見てると思い出すぜ。
トラルじゃ、とにかくうまいもんをいっぱい飲み食いしたよ。
アルパカのステーキや、シャブルク・ピビル・・・・・・それから、高級マテ茶のクッキーは衝撃だった。
ああ、アレクサンドリアの培養肉にはビビったな。
この世界には、驚くようなうまい飯がまだまだあるんだろうな。
おまえが来るときの土産、期待してるぜ!
「サカ・トラルの思い出」について話す
アルシャール
そういえば、サカ・トラルでは愛くるしい姿のナマズを見かけた。
あれも獣人の一種なのだろうか?
獰猛な性質がありながらも、気の抜けるあの顔を見ていると、無性に、私の中の保護欲が湧き上がってくる・・・・・・。
願わくは、あのナマズをヴァナ・ディールに連れ帰りたいが、そういうわけにもいかないのだろうな・・・・・・。
プリッシュ
アウトスカーツでさ、故郷に帰るか悩んでる人がいたんだ。
トライヨラと30年間も分断されてたんだってな。
30年の止まった時間・・・・・・なんか、他人とは思えなくてさ。
帰れるなら帰った方がいいって、背中を押したんだ。
もう会えなくなっちまったやつもいるかもしれねぇ、けど逆に、まだ会えるやつだっているかもしれねぇってな。
そう伝えたら、一度帰ってみるって言ってくれたよ。
伝令役の勇連隊士
皆様、おかえりなさい!
この度はご助力いただき、深く感謝いたします!
捕縛したサレージャは、すでに監獄へ収容されました。
今後は「理の院」主導のもと、奴の処遇が話し合われるはずです。
国家への謀反など、先王の時代なら極刑は免れない大罪です。
隊長のように、奉仕による減刑が認められる可能性もありますが、サレージャの場合は、少なからず犠牲者が出ていますからね・・・・・・。
ともあれ、ここから先は我々にお任せください。
皆様は、再び冒険の旅に出られるのですか?
プリッシュ
それがさ・・・・・・急に故郷へ帰れることになったから、別れの挨拶に来たんだ。
世話になったキケザナにも、よろしく伝えておいてくれねぇか。
伝令役の勇連隊士
それは寂しくなりますね・・・・・・わかりました。
おふたりとも、どうかお元気で。
アルシャール
これで、世話になった隊士への挨拶ができた。
ほかに見て回るところがなければ、シャバーブチェへ向かうとしよう。
ー伝令役の勇連隊士
一連の「エコーズの残滓」にまつわる事件も、おかげさまで解決の目処が立ちました。
いつかまた、皆様とお会いできるのを楽しみにしています。
アルシャール
ここがシャバーブチェだね。
近くを通りがかったことはあるが、中に入るのは初めてだ。
店主と話して、バクージャジャが来ていないか確認するとしよう。
ブルケブ
今日はいつにも増して個性的な面々だな。
人数は3人でいいのか?
プリッシュ
あとふたり来るはずなんだけど・・・・・・。
魔のバクージャジャ
お待たせェ。
矢継ぎ早にあれこれ聞かれるから、遅くなっちゃったよ。
シャントット
こちらの世界のマムージャ族は、なかなか賢いですこと。
淑女のエスコートも・・・・・・まぁ、及第点、といったところですわ。
戦のバクージャジャ
向こうに帰っちまう前に、プリッシュたちに、ここのタコスも食わせておきたくてよ。
席について待ってな。
プリッシュ
シャントットのおばちゃん、食わねぇのか?
トライヨラのタコスはうまいんだぜ!
シャントット
この身体は、わたくしの魔力だけで動く魔法人形。
食事など不要ですわ。
プリッシュ
タコスのチーちゃんもうまかったけど、この店も絶品だぜ!
ブルケブ
食事中にすまねえな!
今日は、特別な余興があるんだ。
ブルケブ
アレクサンドリアから来た、未来の歌姫スコリアちゃんに一曲歌ってもらいたい。
さあ、楽しんでいってくれ!
ジャスパー
どうも、ご無沙汰しております。
まさか、皆さんもいらっしゃっているとは・・・・・・。
あれ以来、娘は歌姫になるという大きな夢を叶えるべく、一日も練習を欠かさずに頑張っています。
ある日、たまたま浜辺で歌っていたところ、ブルケブさんに声をかけていただきましてね。
こうして歌わせていただくようになったんですよ。
スコリア
プリッシュちゃん、聴いてくれた?
私、アレクサンドリアとトライヨラを繋ぐ歌手になるために、頑張ってるんだ!
プリッシュ
ああ、堂々としてて格好良かったぜ!
トラルを離れる前に、おまえの歌が聴けてよかったよ。
スコリア
離れる・・・・・・?
もしかして、前に言ってた故郷に帰っちゃうの?
だったら・・・・・・いつか、プリッシュちゃんの故郷まで歌いに行くよ!
立派な歌手になってね!
プリッシュ
おう。
その日を楽しみに待ってるぜ!
ーシャントット
そういえば、そこの方から感じる魔力・・・・・・どこか覚えがありますわね。
まるで、ヴァナ・ディールであちこち首を突っ込んで回っている、「あの冒険者」のような・・・・・・。
ー魔のバクージャジャ
あのキレイな歌声、きっとトライヨラでも人気が出るだろうねェ。
マムークにも来てくれたら、母上あたりが喜ぶに違いないよォ。
ーアルシャール
旅の中で、見知らぬ誰かと絆を結んでいく・・・・・・やはりいいものだな、冒険者というものは。
プリッシュ
ふー・・・・・・。
タコスもうまかったし、スコリアが頑張ってるとこも見れたし、めちゃくちゃ満足だ。
もう心残りはひとつもねぇ、って言ったら嘘になるけど、俺たちには時間がねぇからな。
さあ、シャントットのおばちゃん!
ヴァナ・ディールに連れていってくれ!
シャントット
それでは、偽りのジュノまでお越しくださいまし。
ヴァナ・ディールともっとも繋がりやすいのが、あの街ですから。
無論、あなたも同行なさるのでしょう?
ーアルシャール
この世界での冒険も、いよいよ終わりか。
大変なこともあったが、それ以上に素晴らしい思い出ができた。
改めて、礼を言わせてもらうよ。
私たちに、この記憶を刻んでくれたことを。
ープリッシュ
ここにいる冒険者の「残滓」にも、ヴァナ・ディールに帰れることを伝えたんだけどさ、断られたよ。
どうせいつか消えちまうなら、この世界で冒険の旅に出たいんだってさ。
冒険者ってのは、どいつもこいつも・・・・・・最高にイカした奴らだぜ!
ー魔のバクージャジャ
兄者は、シャントットがふたりを連れ帰ることができるのか、まだ疑問に思っているみたいだけど・・・・・・オイラにはわかる。
あの魔法人形を操る術者は、とんでもない魔道士だよ。
そもそも、世界を飛びこえて魔法人形を送り込んでるんだから!
ヴァナ・ディールって、こんな凄い人ばかりなのかなァ?
シャントット
皆さんお揃いですわね。
よござんす、それでは始めるといたしましょうか。
さあ、ヴァナ・ディールの光景を強く思い浮かべてくださいな。
あなた方の願いが、ふたつの世界を繋ぐ路となるのですから。
シャントット
オーッホホホ!
よくできました、花丸を差し上げますわ。
あなたとの手合わせ、楽しませていただきましたわ。
ヘッポコくんに見せかけて、まったく物怖じしないところ・・・・・・どこぞの冒険者を思い出しますわね!
またいつか、お会いしましょう。
ごめんあそばせ。
プリッシュ
っと・・・・・・もうあんまり時間が残ってねぇみたいだな。
派手にドンパチやっちまったし、無理もねぇか。
いきなりこの世界にやってきて、最初は驚いたけど、おまえらと出会って、一緒に冒険できて・・・・・・本っ当に楽しかった!
みんなのこと、トラルで出会った連中のこと・・・・・・忘れないぜ、絶対に。
いつかヴァナ・ディールに来いよ。
俺たちの世界は、おまえを、待ってる。
冒険を・・・・・・待っている。
アルシャール
私は、多くの冒険者の記憶が集まった存在・・・・・・。
つまり、今こうして話している「私」という個人は、ヴァナ・ディールには存在しない、ということになる。
だが言い換えれば、私を形作っているものも、いつか君が出会うかもしれない者たちの記憶なんだ。
だから・・・・・・もしも君がヴァナ・ディールの地を訪れたとき、そこで出会った冒険者に、こう言ってくれないか。
「ともに冒険をしよう」・・・・・・と。
戦のバクージャジャ
話が済んだなら、さっさと行っちまえ。
時間がねェんだろうが。
いつかまた・・・・・・タコスを食いにこい。
オレサマたちは仲間なんだろ。
魔のバクージャジャ
こんなオイラたちに仲間ができるなんて嬉しいねェ、兄者。
それじゃふたりとも、気をつけて帰るんだよ。
プリッシュ
さにすと、バクージャジャ・・・・・・またな!!
戦のバクージャジャ
クソッ・・・・・・なんだか急に静かに感じやがるぜ。
魔のバクージャジャ
まァまァ、泣かないでよ、兄者。
戦のバクージャジャ
バカヤロウ!
兄が弟の前で泣くわけねェだろうが!!
魔のバクージャジャ
それじゃマムークに戻って、母上にアルシャールたちのことを報告しようよ。
短い付き合いだったけど、心配してたみたいだからさ。
ー戦のバクージャジャ
・・・・・・・・・・・・泣いてねェ。
ミラージャ
さにすとさん、おかえりなさい。
あら、アルシャールさんたちは、やっぱり・・・・・・。
戦のバクージャジャ
あァ、帰っちまった。
ミラージャ
そう、それは寂しくなるわね。
あなたの数少ないお友だちだったのに・・・・・・。
戦のバクージャジャ
べ、別にアイツらは友だちなんかじゃねェよ!!
プリッシュとアルシャール・・・・・・それにさにすとは・・・・・・仲間だ。
誰が何と言おうと、オレサマはそう思ってる。
ゼレージャ
私からも礼を言わせてもらいたい。
貴殿がいなければ、同族であるサレージャの暴走を防げず、マムーク、そしてトライヨラを更なる危機に晒すところだった。
マムージャ族に伝わる、幻影を生みだす秘術が、エレクトロープと掛け合わせ、思わぬ悪用をされてしまった・・・・・・。
後世に継承されぬよう、今後は禁術としよう。
戦のバクージャジャ
オレサマだって、オマエやウクラマトと出会ってなければ、サレージャみたいに腐ってたかもしれねェな。
魔のバクージャジャ
「継承の儀」で、たくさん悪いことしちゃったからね。
どんな罰も甘んじて受け入れるつもりだったけど、オイラたちを信じてくれる人がいるなら、その気持ちに応えたい。
戦のバクージャジャ
オレサマは、もう二度と間違った路を征かねェ。
仲間に・・・・・・迷惑をかけたくねェからな。
ゼレージャ
バクージャジャ・・・・・・。
戦のバクージャジャ
これから、オレはオレの生きたいように生きるぜ。
だから父上も、そうすりゃいい。
機会さえあれば、人はどうにだってなれるんだ。
ゼレージャ
そうだな、お前の言うとおりだ。
すまなかった、息子よ・・・・・・。
戦のバクージャジャ
ってなわけで、何か困ったことがあったらオレサマに言えよ!
オマエの気に入らねぇ奴を、ぶっ飛ばしてほしいとかよ!
魔のバクージャジャ
兄者は、もうちょっとお行儀よくならないとねェ。
理王様にでも預けてみようかなァ。
ミラージャ
それにしても、プリッシュちゃんたち・・・・・・無事に帰ることができたかしら。
いつかまた、遊びに来てほしいわ。
さにすと
今度はこちらから会いにいく
プリッシュ
どーした?
アルシャール
いや・・・・・・短い間だったけれど、いろいろなことがあったな・・・・・・と思ってね。
プリッシュ
ああ、そうだな。
・・・・・・旅の始まりは、何もなかった。
記憶も武器もない。
けれど、言葉にならない衝動が、私の背を押した。
ともに戦い、路を進み、思い出した。
護りたかったんだ、仲間を、その笑顔を。
知っていたんだ、どんな秘宝より、価値あるものを。
進む先できっと、私たちは再び交わる。
そのときは、また・・・・・・
アルシャール
さあ、行こう。
私たちの冒険に。
誰かが、待っている。
誰かを、待っている。
ーミラージャ
さにすとさん、いらっしゃい。
サレージャの事件からこちら、森は平和だけれど・・・・・・ひとつ変わったことがあるわ。
勇連隊の仕事を終えたバクージャジャが、ときどきジュノに立ち寄っているようなの。
ふふ、きっとプリッシュちゃんたちがいなくて寂しいのね。
時間があるようなら、あなたも話してあげてちょうだい。
ーゼレージャ
サレージャは捕らえたが、「エコーズの残滓」の力で創られたジュノは残り続けている。
そのことを不安に思う者もいるようだ。
だが、あの地はヴァナ・ディールとこの世界を繋ぐ数少ない場所。
ただ封鎖するのではなく、うまく共存する路を見つけたい。
今後は勇連隊と協力して見回りを行っていくつもりだ。

