
アルフィノ
カリュクスとの戦いを経て、黒いレギュレーターを巡る混乱は収束したと言えそうだね。
希望者に対する故人の記憶返還も、つつがなく進んでいる・・・・・・。
こうしてアレクサンドリアに平穏が訪れた今、皆に話しておきたいことがあるんだ。
アリゼー
私とアルフィノは、そろそろトラル大陸を発とうと思っているの。
第九世界から転移してきたアレクサンドリアのことを、各国へ伝えに行くためにもね。
それを終えたら、またガレマルドの復興を手伝うつもりよ。
こっちで得た経験や、学んだこと、考えたことを、しっかり活かしながらね!
アルフィノ
だが、いまだ気がかりな問題が残っている。
カリュクスは「イデア」を創造し、「神降ろし」を為した・・・・・・アシエンの介入があったことは疑いようもない。
だとすれば、この国での動向を調べておく必要はあるだろう。
ヤ・シュトラ
この件に関しては、こちらに残る面々で探っておくわ。
麻痺症状とテンパードの治療にも区切りがついて、私も次の調査に移ろうと思っていたところだし。
アルフィノ
ありがとう、どうかよろしく頼むよ。
何かあればすぐに連絡してくれ。

エレンヴィル
・・・・・・俺だ。
トライヨラから出発するところなんだが、沖の船へ向かう前に、いちおう連絡をと思ってな。
まあ、互いに旅を続けてれば、どこかで会うこともあるだろうさ。
そういうわけで、またそのうちに。
さにすと
道中、気をつけて。
エレンヴィル
ああ、おたくもな。
それじゃ・・・・・・
・・・・・・って、おい!
やめろ、急に何を・・・・・・!
ウクラマト
よう、割り込んじまって悪いな!
ここを離れる前に、一報入れるって言うから感心してたら、本当に連絡するだけして、とっとと船に乗ろうとしやがって・・・・・・。
アタシがこの水くせえ薄情者を足止めしとくからさ、出航まで時間もあるし、みんなで見送りに来てやってくれよ!
クルル
もう、エレンヴィルさんったら・・・・・・。
ラマチが引き留めてくれてよかったわ。
アルフィノ
せっかくだから、私たちも彼と同じ船に乗るとしようか。
3人での船旅というのも、なかなか楽しそうだ。
アリゼー
はあ!?
荷造り終わってないんですけど!?
アルフィノ
君のことだ、ある程度はまとめてあるのだろう?
アリゼー
ああもう、仕方ないわね・・・・・・。
わかったわよ、急いでやればいいんでしょ。

ヤ・シュトラ
あのふたり、なんだかんだで息の合った兄妹よね。
グラハティア
ついでに伝えておくと、オレとクルル、それとヤシュトラは、もうしばらくこっちに残るつもりなんだ。
ヤシュトラ
目的はもちろん、例の「鍵」の調査よ。
あなたたちが捜索したプリザベーションの研究施設に、手がかりがあったのでしょう?
クルル
施設のことは、シェールさんが再調査を進めているはずよ。
まずは、その状況を確認するところかしら・・・・・・。
スフェーン
エレンヴィルたちの見送りには、きっとシェールも行きたがると思うんだ。
調査状況を聞きがてら、彼女のことを誘ってみようよ。

ーヤシュトラ
オブリビオンのリーダーは、シェールが引き継いだそうね。
彼女なら、カフキワやジオードから受け取った想いとともに、前へ進んでいけるはずだわ。
ークルル
アルフィノくん、相変わらず決断が早かったわねぇ・・・・・・。
出発する日程を調整している最中だと思っていたのに、まさかすぐに発つだなんて。
それに付き合えるアリゼーもすごいと思うけれど、彼女のあれは慣れというか、ある種の諦めかしら・・・・・・?
ーグラハティア
こうやってバックルームに集まるのも、なんだか久しぶりに感じるな。
ースフェーン
キミたちはまだこっちに残るって聞いて、正直ホッとしたよ。
急にみんな出発しちゃったら、やっぱり寂しいからね。
シェール
ああ、さにすとさん。
皆さんも集まって、何かありましたか?

シェール
なるほど。
エレンヴィルさんたちを見送りに・・・・・・。
そういうことでしたら、オブリビオンを代表して一緒させてください。
彼らにはずいぶんと世話になりましたから。
ヤシュトラ
あら、快諾してくれるねね。
てっきり、例の研究施設の調査で忙しいのかと思っていたわ。
シェール
格納殻10-29の調査自体は進めてますけど、仲間の見送りにいけないほど、切迫した状況ではありませんから。
それに、見つかった資料の大半が暗号化されていたので、解読処理を優先して走らせてるところなんです。
多少こちらを離れるぐらいはいけますよ。
ヤシュトラ
なるほどね。
でも、そうなると私たちの調べものも解読待ちかしら。
シェール
資料が多いので、しばらく時間はかかると思います。
いずれにせよ、見送りが先でしょうね。
スフェーン
それなら、さっそくトライヨラへ向かおっか。
ウクラマトたちは、どのあたりにいるんだろう。
ヤシュトラ
エレンヴィルはすぐにでも船へ乗るつもりだったんだよな?
ひとまず「満ちた玄関」まで行ってみるか。


ークルル
トラル大陸からの復路でも、まずはオールド・シャーレアンへ向かうそうよ。
往路みたいな嵐にならないよう、リムレーンにお祈りしないとね。
ーグラハティア
右から、左から、タコスのいい香りがしてくるから、街を少し歩いただけでも腹が減るな・・・・・・。
ーヤシュトラ
さっきの口ぶりからして、アリゼーの旅支度もそうかからずに終わると思うわ。
なんだかんだで、彼女も旅慣れているもの。
ーシェール
障壁の外は、何度来ても興味が尽きませんね。
独特な匂いのする潮風ってやつも、なんだか新鮮です。
ースフェーン
トライヨラの彩り豊かな街並みは、目を楽しませてくれるよね。
アレクサンドリアとはまた違った華やかさで、なんだかワクワクさせられるよ。
ーウクラマト
コーナ兄さんとグルージャも来たがってたんだけど、うまいこと都合がつかなくってよ・・・・・・。
ふたりとも、お前らによろしくってさ。
エレンヴィル
やれやれ・・・・・・。
こんな大事にしたくなかったから、さっさと出発するつもりだったんだ。
まあ、それはともかく、アルフィノとアリゼーが同じ船に乗るって話は、さっき本人たちから連絡があった。
乗船手続きはこっちで済ませておいたし、ふたりが到着するまで、おたくらもここで待っているといい。
ーエレンヴィル
どのみち同じ船に乗るんだ。
大人しくふたりを待つさ。

ウクラマト
おっ、来た来た!
アリゼー
すっかり元気そうね。
怪我が後を引いてないようで、よかったわ。
ウクラマト
おかげさまでな!
政務の方にも、復帰し始めたとこだ。
アルフィノ
それは忙しそうだね。
コーナ王とグルージャも、元気にしているのかい?
ウクラマト
コーナ兄さんは、視察で国内を巡ることになってさ。
今後の政策を考えるためにも、各地で意見交換する予定だ。
んで、グルージャはさっそく剣の稽古に励んでるぜ。
アタシという時間より、勇連隊に交ざってる時間の方が、よっぽど長いくらいだ!
アルフィノ
この場所に立つと、トライヨラに到着した日を思い出すね。
継承の儀が、もうずいぶんと前のことのようだよ。

ウクラマト
そこから始まったんだよな。
オヤジとゾラージャ兄さんのことも、アレクサンドリアと先王スフェーンのことも・・・・・・。
継承の儀の協力者として来てもらってからここまで、いろいろと力を貸してくれて、ありがとな。
アタシは・・・・・・いや、トライヨラ連王国は、お前らから、返しきれねえほどたくさんの恩を受けた。
だからさ、困ったことがあったら頼ってくれよな!
トライヨラはいつだって、お前らの味方だ。

スフェーン
私も、改めてお礼を伝えさせて。
目覚めたばかりの私に寄り添ってくれて、とても心強かった・・・・・・。
何より、アレクサンドリアへ手を差し伸べてくれたこと、感謝してもしきれないくらいだよ。
それから・・・・・・。
長年、私たちを苦しめてきた病を癒やしてくれて、本当にありがとう。
アリゼー
必ずまたこっちに来るわ。
ふたりも、みんなも、どうか元気でね。
エレンヴィル
俺がウクラマトを紹介したばっかりに、迷惑をかけたな。

エレンヴィル
・・・・・・だが、おたくが手を貸してくれたからこそ、俺はもう一度、あいつと向き合う機会を得られた。
世界中を隅々まで旅して、未知の生き物をひとつでも多く見つける・・・・・・。
そんな夢を、継ぐこともできた。
だから、感謝してる。
それじゃ、そろそろ行くか。

アルフィノ
ああ、そうだ。
タタルがこちらのことを心配しているようだったから、船が向こうに着いたら、彼女のところにも寄っておくよ。
ヤシュトラ
ええ、そうしてあげて頂戴。
あなたたちの顔を見たら、タタルも安心できるでしょうから。
シェール
みなさん、どうかお気をつけて。
それから、良い旅を。
エレンヴィル
カフキワが世話になった。
オブリビオンの連中にも、よろしく伝えてくれ。


ウクラマト
また会おうなー!!
スフェーン
元気でねー!!

ウクラマト
よっし!
無事に出発を見届けられたし、アタシも自分の仕事に戻るとするか。
スフェーン
お互いがんばろうね、ウクラマト。
ウクラマト
おう!
またこっちに来たときにでも、改めてトライヨラを案内させてくれ!
ああ・・・・・・・・・・・・。
お前らとの旅は、本当に終わっちまったんだな。
アタシはこの旅を、一生忘れない。

????
あーっ!
ウクラマトさま、はっけーん!
明るい少女
勇連隊の人たちが探してたよ!
そろそろ訓練を始めるんだって。
ウクラマト
そりゃ大変だ、教えてくれてありがとよ!
快活な少年
はやく行かないと!
武王がタチアイをしに来るって、みんな張り切ってるんだから!
ウクラマト
んじゃ、そういうわけだから・・・・・・
またな!

グラハティア
みんな、行ってしまったな。
クルル
ええ。
それぞれの旅路へ・・・・・・ね。
ーシェール
エレンヴィルさんの旅立ちを見届けられてよかったです。
カフキワさんも喜んでますよ、きっと。
ーヤシュトラ
改まって出発を見届ける機会なんてそうないけれど、たまにはこうして送り出すのもいいものね。
ーグラハティア
エレンヴィルみたいな、自由な旅もたまにはいいよな。
先を急がないなら、あえて船旅を選ぶってのもよさそうだ。
ースフェーン
アリゼーとアルフィノのおかげで、トライヨラ以外の国々とも国交を結ぶ機会が得られそう・・・・・・。
その日に備えて、私も王としてがんばっていかないとだね。

クルル
さてと・・・・・・!
次は、私たちの番かしらね。
これからどう動くか、少し考えていることがあるの。
まずはその話をさせてもらえると嬉しいわ。


